参院選の比例代表の選挙運動でやってはいけないこと

こんにちは!堀 孝童(ほりこうどう)です。参議院議員選挙には比例代表制(全国比例・比例区)と選挙区制があります。選挙期間中は、比例代表の立候補者を当選させるための選挙運動と選挙区の立候補者を当選させるための選挙運動が行われます。そこで、比例代表の選挙運動でやってはいけないことがあります。

比例代表は選挙区の選挙運動をしてはいけない

参議院議員選挙の選挙期間中は、比例代表の選挙運動は選挙カーで全国各地をまわりますが、選挙区は基本的に選挙区内で選挙運動をすると思います。比例代表の選挙カーが同じ党で立候補している選挙区内に来ることがあります。この時に、比例代表の選挙カーで選挙区の立候補者の氏名を連呼して、選挙区の有権者に投票をお願いしたいところですが、比例代表の選挙運動は比例代表の立候補者を当選させるための選挙運動しか認められておらず、選挙区内の立候補者を当選させるための選挙運動をしてはいけません。

(例)ABC党

ABC党という政党があるとします。ABC党は比例代表と選挙区それぞれに立候補者を擁立したとします。

比例代表山田さん
田中さん
鈴木さん
選挙区東京:佐藤さん
大阪:高橋さん
・・・

比例代表の選挙運動では「比例はABC党、または山田さん・・・に投票お願いします。」と言うことができます。

選挙区の選挙運動では、東京選挙区の佐藤さんは「佐藤に投票お願いします。」、大阪選挙区の高橋さんは「高橋に投票お願いします。」と言うことができます。

しかし、比例代表の選挙カーが「高橋さんに投票お願いします。」と言うことはできません。比例代表の選挙運動は「比例はABC党、または山田さん・・・に投票お願いします。」というように、政党名もしくは比例代表の立候補者の名前への投票をお願いすることに限られています。

なぜダメなのか

比例代表が選挙区の立候補者を当選させるための選挙運動をすると、公平な選挙にならないのが理由だと思います。選挙区の立候補者の選挙カーは立候補者の氏名を連呼しており、比例代表の選挙カーも選挙区の立候補者の氏名を連呼すると同じ選挙区で複数の選挙カーが選挙区の立候補者の氏名を連呼することになります。選挙区の立候補者の中で比例代表に立候補していない政党の立候補者や無所属の立候補者は選挙区の選挙カーのみで氏名を連呼しているので、音が出る箇所(選挙カーの台数)が多い立候補者と少ない立候補者が出てくるので不公平になるというわけです。

まとめ

今回紹介した件は参議院議員選挙 富山選挙区の立候補予定者事務説明会で富山県選挙管理委員会の方がおっしゃっていました。