宇都宮けんじ 政見放送の全文 東京都知事選挙2020

東京都知事選挙(2020年6月18日告示、7月5日投開票)に立候補した宇都宮けんじ候補者の政見放送の全文(文字起こし・書き起こし・テキスト)です。

宇都宮けんじ 政見放送の文字起こし

経歴放送

東京都知事候補
無所属 宇都宮けんじ 73歳

日本弁護士連合会会長
地下鉄サリン事件被害対策弁護団団長
熊本高校卒
東京大学法学部中退

では、宇都宮けんじさんの政見放送です。

政見放送

宇都宮けんじです。

まずは新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方に対し、心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、現在も療養を続けられている方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

政府や東京都による自粛要請や休業要請により、多くの都民が仕事を失い、住まいを失い、営業継続が困難となり、命が生活が脅かされています。

今回の都知事選は、都民一人一人の生存権がかかった選挙です。

私は弁護士として30年以上にわたり、サラ金や闇金融などから多額の借金を抱えて返済困難に陥った多重債務者の救済活動を行ってきました。

また、貸金業者を規制する立法運動に取り組み、グレーゾーン金利を撤廃させる画期的な貸金行法の改正を実現させました。

地下鉄サリン事件が発生した際、地下鉄サリン事件被害対策弁護団団長として、被害者を救済するため、オウム真理教の破産申し立てを行うとともに、被害者救済立法を成立させました。

また、リーマンショックによる世界的な金融危機が発生した際、派遣切りに遭い、野宿を余儀なくされた派遣労働者を支援するために、私たちは日比谷公園で年越し派遣村の取り組みを行いました。

2011年に東日本大震災と福島第一原発事故が発生した際は、私は日本弁護士連合会会長として被災者の支援活動に奔走し、被災者を支援する立法や制度作りに取り組みました。

私は今回の都知事選で重視する政策はまず第一に、コロナ災害から都民の命を守る医療体制の充実と自粛、休業要請に対する補償を徹底して行うということです。

日本のPCR検査数は、OECD経済協力開発機構加盟国36ヶ国中35位です。コロナ災害の第2波に備えるためには、PCR検査体制の抜本的強化、病院や保健所、医療従事者に対する財政支援の強化、病床、医療器具の充実、命をつなぐ生活補償の徹底が必要です。

第2は、小池知事が進めようとしている都立公社病院の独立行政法人化を中止するとともに、これまでに充実、強化を図るということです。

独立行政法人化は都立病院、公社病院の質の低下をもたらすとともに、事実上の民営化につながるものです。

この間、都立病院、公社病院は都内のコロナ感染患者の約7割を受け入れてきています。民間病院がコロナ感染患者を受け入れると、病院経営が赤字となり、病院の維持が困難になっています。

感染症対策をしっかり行い、都民の命や健康を守るためにも、都立病院、公社病院の独立行政法人化を中止し、充実、強化が図られるべきです。

第3は感染症対策の専門家が来年のオリンピック、パラリンピックの開催が困難であると判断した場合は、IOC国際オリンピック委員会に中止を働きかけ、中止になったことで浮いた予算はコロナ災害で被害に遭った都民の支援にまわします。

第4はカジノ誘致計画は中止することです。カジノを誘致すると多重債務問題の再燃、ギャンブル依存症の拡大、治安の悪化などの悪影響が考えられます。カジノは賭博であり、負けた人の犠牲の上に成り立つ商売です。人の不幸の↑に成り立つようなカジノ誘致はきっぱりと中止すべきです。

新型コロナ災害では、これまでの日本社会のあり方が問われています。

日本社会は国民の命や暮らし人々の人権よりも、経済効率性ばかりが優先される自己責任社会でした。

この社会の脆弱性があらわになったのが、今回のコロナ災害でした。

これからの時代は経済効率性よりも、命や暮らし、人々の人権が重視され、自己責任よりも社会的つながりが重視される、誰もが希望の持てる社会への転換が必要だと考えます。

そのような都政を確立するために都民のみなさま、お一人お一人、手を携えて頑張って参りたいと思います。

終わり

無所属 宇都宮けんじさんの政見放送でした。